2018年3月23日(金)-26日(日)開催の「絹の光跡〜森康次 日本刺繡の世界〜」にちなみ、女性コーディネートをご紹介いたします。
もうひとつのコーディネート
日本刺繍作家 森康次さんの作品に店主が惚れ込み、初個展をさせていただいたのが2008年。
5回目を迎える今回も、プラチナボーイの絹布を用いて多数制作いただきました。
絹糸で描かれる光の軌跡をぜひご覧ください。
コーディネートについて
「大島紬×刺繍×付下げ」という、デリケートな素材と技法を重ねた珍しい作品。
大島紬でありながら、プラチナボーイならではの光沢感としなやかさ、極上の繍技による意匠により、
カジュアルではなく、ドレッシーな装いへ昇華した特別な逸品です。
希少で個性的なアイテムながら、
さりげなくお召しいただける落ち着いた表情が、着慣れた通好みの風情を感じさせます。
こちらは双龍文の洒落袋を合わせて、和洋どちらの空間にも似合うテイストに。
渋好みのグリーン系でまとめた趣味の効いたコーディネートです。
美術展のレセプションパーティーなど、
紬OKでもカジュアルすぎず、洗練された品格をまといたいシーンにいかがでしょうか。
コーディネートした作品:『花紋』
すっきりとしたクリーム地に落ち着いた抹茶色の蚊絣がほどこされた大島紬に、
縦にふっくらと流れるような花紋が、同系の浅いシックなモスグリーンの濃淡にシャンパンブラウンの絹糸で重ねられたデザイン。
その表情は大変繊細でおもしろみにあふれ、花紋のモスグリーンの刺繍の奥に、蚊絣の抹茶色の点が感じられ、まるで複雑に2色の糸を織り重ねているかのようです。
また素材は大島紬作家・益田勇吉さんによる【プラチナボーイの生繭】を使用した銀座もとじオリジナル大島紬で、しっとりとした極上の絹感をお楽しみいただけます。
洗練された大人のモダン。
甘すぎず、辛すぎない、絶妙な色加減やモチーフ性はまさに現代の街並みに合う着物。
森康次さんの着物は、今、着たい着物です。
友禅とはまた違った、刺繍ならではの贅沢な豊かさ。
控えめさの中に感じられる洗練された個性。
絶妙な抜け加減は、本当に見事で、使い勝手の良さも魅力です。
森康次さんならではの繍技とセンスをぜひご堪能ください。
森康次さんについて
京都上賀茂に工房を構える森康次さん。京都の「ぬい屋」に生まれ、15歳の時から刺繍の世界に入り、この道50年。
『ものをよく見てその命のありようを「形」にする』。
森さんがよく口にされるこの言葉は、この“写生”の経験から生まれたもの。写生をしてよく見てみると、葉や花びらのついている角度、つぼみの詰り具合がよくわかる。それを注意して、丁寧にきちんと描くと、花にいきいきとした生命力が出てくる、と仰る森さん。丁寧にものを見る力が備わっているからこそ、独特の美しい立体感や色彩が生まれます。
「森康次さんのぎゃらりートーク」の様子はこちらから
オンラインショップ:「森康次」商品一覧はこちらから
【森康次】【プラチナボーイ】 日本刺繍 付下げ大島紬 「花紋」
■ 商品番号:2012100529 【売切御礼】
【桝屋高尾】 西陣織 袋帯 手織り 「国産繭 双龍二重連珠円文」
■ 商品番号:1310104289 会員特別価格 (税込):522,500円
帯揚げ 無地 深緑
■ 商品番号:1570213486 会員特別価格 (税込):10,260円
帯締め 三井寺 アイボリー×焦茶×墨
■ 商品番号:1570118954 会員特別価格 (税込):44,118円
◎それぞれ商品単体でも販売いたしております。オンラインショップ内に単品で掲載の無い商品
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